ホラ丸ワールド

今日、博士が「お金の無いときに限って本が送ってきた」と、見せてくれたのが杉山茂丸の『其日庵の世界』という本。4千5百円也。立派な装丁である。
この本の帯が笑える。~ホラ丸ワールドの真義と奥義。  怪人が「暴論」をもって問う開国日本の病理。近代日本神経衰弱、荒治療。~ なんじゃこりゃ
目次を開くと、第一篇が、辛抱の学、法螺の道、借金の業、義太夫論、刀剣譚、とある。第二編もホラが延々と続く。
終りの解説には、法螺丸の虚実―杉山茂丸抄、などど真剣に解説してある。
この人いったいだれ?と、聞くと明治時代の政財界の舞台裏で活躍した人で、夢野久作のお父さんなのだそうだ。
「義太夫論がのってるよ。読んでみようか?」と博士がはじめの1行を読んでるのを聞いて、ゲラゲラ腹を抱えて笑いころげたのが、この文。

義太夫論
一、浄瑠璃および義太夫節の始元
『 昨今90度以上の炎熱に天狗の鼻を怒らかして 近所近辺の味噌を腐らして あらゆる知人朋友より出入りの職人、下女下男までに 迷惑、苦痛を掛ける惨憺の所行を働くものは およそヘタ義太夫のほか 決してあらざるべきを知る。・・・』
by koto-izumi | 2007-07-11 00:05

琴・藤川いずみのブログ


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