2006年 07月 31日
マーティン・リーガンの「空の果てへ」
これは、今度8月に北杜市で行われる、全国現代邦楽合奏団コンベンションの講習曲となっています。8分ぐらいの短い曲ですが、五線譜を箏譜に直し続けて1週間。昨夜やっと完成!バンザ~イ!!!
邦楽というと、どちらかというと湿り気のある、少し情緒的に悲しみを潜ませた、想いを内面に込めるイメージが強いものです。
でもこの曲は、屈託なく明るく、まるで青空に向かって、並んだトランペットがファンファーレを放ち、ハトがパーっと飛び立つような開放感とよろこびに溢れる作品です。
第15回オーラJの定期で初演され、昨年10月には私がシリーズで行っている箏ミクロコスモス<三木稔コレクションシリーズ.6>で九州でも紹介したところ、お客様に大好評でしたよ。
外国人の作曲家が、日本人には描き得ない世界を邦楽器で表現してくれるのはとてもうれしいことです。
by koto-izumi
| 2006-07-31 10:52