地震日記⑺ 4月17日 人の優しさに触れて

ライフラインが断たれることは、即、生命維持の危機に直面する。
大事なのは、災害の緊急事態発生から三日間。
これを自力で生き抜くことができるかが、普段の自分に問われている。
自分と家族を守ることができるか、必死な三日間だ。
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熊本城、阿蘇大橋、阿蘇神社、熊本大神宮… 余震が襲って来る恐怖のなかで、映像から次々に見える崩壊に、心は折れまくる。

「どうしてる?」「大丈夫か?」「ケガないか?」「気を付けて」「家族は無事か?」「家は無事か?」「心はいずみさん側にいます。」携帯に入ってくる、私を思ってくれている一言が、心に沁みる。こんなにも自分は支えられてるんだ!と思うと、身体から元気が湧いてくる。

そんな状況下で、被災しながらも、人に手を差し伸べている人たちがいる。






小川町(宇城市/熊本市から南へ約1時間)から、白山小学校に給水に来てくれた親子。
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並んでいる私たちは、給水車が来た!と飲み水がもらえることだけで頭がいっぱいだ。

ところが、ボランティアでやっていることがわかったのは、「給水車に水がもうありませんから、このあたりで終わりです。プールの方でも浄化水を供給しています。」とプール側へ行くよう促した女性。給水を手伝いながら、「ボランティアでやってくれています。御礼を言って下さい。」と。(ボランティアと知らずに給水車に文句言っちゃった人も・・・)

自分の番になって、「どこから来られたんですか?」と聞いてみると、小川町から妹さんを助けに来たが、役に立つならと自ら給水槽を買って、水を軽トラに積んで来てくれたらしい・・・
トラックに乗ってる息子さんにこの経験をさせたい、とおっしゃっていました。
「本当に助かります!ありがとうございました!」
地震直後、店も開いてない、コンビニに水は売り切れ、トイレは汲み置きをバケツでタンクに入れての生活。避難所での生活では水環境はもっと過酷でした。
地域の人々はみんなどれだけ助かったでしょう。給水して下さった方、どなたかわかりませんが、あらためて御礼を言いたいです。本当にありがとうございました!

そして、もう一つ。
近所にあるシェ・タニというセンスの良さで有名なケーキ屋さん。
通りがかったら、店の前でパンを売ってる。
普段パンを売ることはないんだけど、災害だから特別に焼いてるのかな?と思ったら、
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「一人一個ずつですけど、どうぞ!」と無料でいただきました。
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フワッとバターの香りに、塩味が効いて、お水なしでもノドに通っていく。。。
このパンの味、たぶん一生忘れないでしょう。。。
ありがとうございました!おいしかったです!

by koto-izumi | 2016-04-17 21:59 | くまもと 城下町復興募金  

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