2016年 04月 15日
地震日記⑷ 4月15日
彼女の里帰りに合わせて、卒業以来のクラス会をする予定で、再会をみんな楽しみにしていました。
昨夜の地震から一夜を校庭で過ごして、朝方家にもどり、テレビをつけると飛び込んできたのが、熊本城の石垣が6箇所損壊、交通機関のマヒ、様々な異常事態のニュース。
自分の部屋はCDが散乱して、ピアノや鏡台が20㎝ほど前進…。
電気はつくが、ガスが来ない。このとき水はまだ出ていたので、汲み置きができました。
親友は、地震から20分後に「地震大丈夫だった?」とLINEで連絡くれたんですが、「断続的に余震が続いて、あちこち結構被害が出て、明日は学校も全校休校になってるから、同窓会は無理かも。」と明け方2時ごろ伝えました。
朝7時過ぎ「東京からは飛行機が飛ぶみたいだから行くね。」と、彼女は熊本に向かいました。
しかし、後から考えると、熊本に来るのは危険だからやめた方がいいよ、ともっと勇気をもって伝えた方が良かったと思いました。
この後、M7.3、震度7が襲って来ることになりました。彼女は故郷の人吉にも行けず、東京帰れなくなって、おじさんの家でしばらく滞在することになってしまいました。
このときは4月14日の地震は、誰もが『前震』とは思っておらず、徐々に余震も小さくおさまっていくと思っていました。
夜に下通繁華街で開いている店をやっと探して、二人だけで食事会をしました。
地鳴りと揺れは相変わらず続き、船の上でゆらゆらと食事をしているようでしたが、「もう慣れたね。」なんてのんきな事言いながら、学生時代の話なんかしてました・・・
家まで歩いて帰ったのが22時。それから眠って夜中1時25分に『本震』中央区は震度6強に襲われました。
by koto-izumi
| 2016-04-15 16:16
| くまもと 城下町復興募金